越中いさみ太鼓について

「越中いさみ太鼓」の特徴

 越中いさみ太鼓を演奏するためには、複数の太鼓が必要で、それぞれの太鼓に特定のリズムや役割が与えられています。演奏者は、太鼓を叩きながら激しい動きで舞い踊ります。その様子は、見る者を圧倒する迫力と美しさを持っています。

 桑野神社を発祥とする「越中いさみ太鼓」は、この地域の伝統と文化を体現した、美しく迫力ある舞踊太鼓の一つです。その華麗な動きと流麗なばちさばきは、日本の伝統文化に触れる機会を求める人々にとって、必見のパフォーマンスとなっています。

発祥・由来

 由来は桑野神社の創建の故事に遡るといわれています。野村島は庄川の支流野尻川の氾濫域で天正十三年(1586年)の大地震により庄川の東遷で枯れ川となり野村島は百町歩余もの開墾がすすむなかで村人の暮らしにおいて太鼓は田んぼの熱送りや寄り合い、 村内の葬祭、火事などを知らせる大事な伝達の道具としての役割を果たしてきました。さらに夜高あんどんの練り回しや村祭りの村芝居(野村島桑野谷一座)や余興などに村人は太鼓と一緒に親しんで来ました。昭和の中頃には現在の曲打ち太鼓として形を進化させ今も「いさみ太鼓」として受け継がれています。

 桑野神社の祭礼には太鼓打ち奉納を恒例としています。また「いさみ太鼓」は県下でも名の知れた歴史有る太鼓集団として実績があります。

 毎晩、桑野神社境内にある社務所(桑野館)にて熱心に稽古を行っており、近隣市町村から集まる子供達に太鼓教室を開くなど青少年の健全育成にも貢献しています。

奉納演奏

 桑野神社のお祭りでは、神事が一通り執り行われた後に「越中いさみ太鼓」の奉納演奏があります。毎回、力みなぎる気合の入った演奏が行われます。お祭りの告知はホームページから行いますので、どなたでも演奏開始に合わせてお越しください。

※「越中いさみ太鼓」の奉納演奏は、3月、9月、10月 に行われます。開催日につきましては、下記の年中祭祀のページをご覧ください。

・「年中祭祀」のページへ行く