


昨日、7月24日は野村島恒例の虫送り(除蝗祭)の日でした。昭和30年代初めまでは大太鼓を村の有志が60数カ所で虫送り太鼓をたたくのが恒例の行事でした。今はこの風習は途絶えて、桑野神社の神事のみとなっていますが、昔ながらの虫送り太鼓を「越中いさみ太鼓」保存会(高木民雄会長)の方々のご協力を得て復元して頂きました。当日は北日本新聞社と富山新聞社の記者の方が来られまして、本日の朝刊に掲載して頂きました。この度、ご参加頂きました皆様ありがとうございました。
虫送りは熱送りとも言います。熱とは、昔は稲作において一番の敵であったイナゴやニカメイチュウの発生によって稲が熱にあたったように黄色くなって稲作が実らなくなるので熱(虫)送りと言っておりました。太鼓を打ち鳴らし、虫を追いやろうとして行われていた村の大事な行事であり懐かしい夏の風物詩でもありました。今でも多くの神社で虫送り神事は行われていますが、虫送り太鼓は消えて行きました。(福光地方の一部では続けられております)今はコロナウィルスの流行もあり、世界中がコロナ禍から逃れようと必死です。今年は虫送りと共にコロナウィルスを追い払う事を神様へお祈り致しました。
お知らせ記事: 虫送り太鼓(コロナウィルスを追い払う)